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鎌倉建長寺で早池峰岳神楽〜終

2018(平成30)年
12月30日(日)
いよいよ暮れが押し迫って参りました。皆様どんな1年でしたか?
北鎌倉の建長寺での早池峰岳神楽公演は、もう3つの演目
「龍殿」「五穀」「権現舞」を残すのみ。駆け足の「いだてん」でご報告します。
 以下は「早池峰神楽」一ノ倉俊一著/写真:黒沼幸男、藤原一雄、上山丈人(大迫町観光協会編)から引用させていただきます。
(引用箇所は、青字で記載します)

Img_1669

「龍殿」黒い面(阿)と、赤い面(呍)の二人が登場。
特に口をぱくっと開けた黒い面のなんと不気味なことでしょう。不気味だけど、惹かれるものがあります。

Img_1664

                 私のスケッチより
竜王の舞ということになっていますが、どのような性格なのか定かではありません。途中で面を取って、鮮やかな太刀の舞になります。
これは大好きな荒舞。
「荒舞」ー荒舞というのは、名のとおり非常にダイナミックな動きの速い、激しい、そして美しい舞ですが、物語性はありません。ないのではなくて、神歌や詞章が伝わっていないためわからないのです。
 密教、修験道のかかわりの強い、鎮魂、悪魔退散の舞曲であるといわれております。
 外は大雨です。
 「龍殿」の後で、岳神楽保存会の佐々木金人さんがご挨拶。
袴姿が素敵です。

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佐々木金人さん
 岳神楽の権現さんで古くは文禄4年(約400年前)の物がある。
 江戸時代は何度も火災にあっていること。第二次大戦の頃は神楽衆も兵隊に取られて、伝承が消えそうになった(小国誠吉さんが復員してから、繋いだ)。
 重要無形文化財に指定されている日本の神楽は全国で40団体くらいあるが、その中で早池峰神楽は一番最初(昭和30年)に指定された。
 それまで「山伏神楽」と呼んでいたのを「早池峰神楽」という名称にしたこと。
 平成21年にユネスコ世界文化遺産に登録された。島根の北山王神楽が4年遅れて登録された。
 大迫には金山があったこと。南部藩のお墨付きを戴いているので、幕にある紋は、南部藩の「向鶴(むかいつる)」であること。
 本田安次さんという方が昭和初期、神楽について本を出版されてから、広く知られるようになり、昭和29年頃から東京などへも公演するようになったこと。今ではヨーロッパの各地へ海外公演に出かけていることなどを、とてもコンパクトに温かくお話になった。
 その語り口はとてもユーモラスでゆったりしているので、隣りにいた御婦人たちが「いいわねぇ。」と感心していました。
 そして、最後に観光をアピール。
 「花巻市大迫町は宮澤賢治さんのふるさとです。花巻温泉もあります。どうぞお越しください。」
 あぁ、こういうアピールが一番いいんだよなぁ、としみじみ思いました。
そして「五穀」
最初は真っ赤な鬼面のアマノクマヒトのはげしい四方鎮め。
いきなり激しいリズムの舞です。

Img_1666 

五穀とは、稲・粟・小豆・麦・大豆の5種類の穀物を言いますが、この五穀米は、これらの五穀の成り立ちを語り舞うものです。
 物語は、古事記と日本書紀とでは多少ちがっていて、この舞曲は日本書紀に由来しているようです。(物語はちょっと長いので、割愛します)
次にアマノフトタマノミコトの出場、問答形式での物語の説明、そして面を外してのクヅシ舞で納めます。
この舞は、様々な神様が登場するので、まるで「スター勢揃い」な感じで、ゾクゾクします。
五穀舞について詳しい写真は、「JIEN記」というブログにありました。
さあ、お待ちかねの「権現舞」です。
なんといっても権現さんは早池峰神楽のスターというか、アイコンといってもいいでしょう。
権現さんの舞を舞うのは、小国朋身さん。岳神楽保存会会長です。

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後ろから権現さんの布を持って支えているのは私の高校の同級生のK君。二人とも汗びっしょりです。やがて、小国さんは権現さんの頭をかぶりました。これを見るために、公演に来たといってもいいでしょう。
気分が高揚してきます。会場も一体化しています。
やはり権現さんが、一番懐かしくて大好きです。権現さんに頭をかじってもらうと、1年間無病息災と言われています。
今回の公演では、チケットに番号と、名前を記入する欄がありました。
抽選で、権現さんに頭をかじってもらう権利があたえられるのです!
これは、画期的。いつも舞台の前で頭をかじってもらうのは、偉い人が多い。それを、平等にしたのだから、やはり木村さんたちスタッフの素晴らしいアイディアでしょう。
名前が呼ばれました。若い女性や子供が多いようです。良かった。
ともかく、権現さんを見ることができたら、なんだか、お参りした後のように、気持ちがスッキリする。元気が出てくる。
初めて早池峰神楽を御覧になった方、次回はどうぞ現地へお越しください。
年明けの正月には、「舞初め」があります。
1月2日大償神楽
1月3日岳神楽
東北新幹線で新花巻駅。タクシーかバスで大迫町へ。そこからの道順と、詳しい年間行事については
花巻市のホームページへどうぞ↓ 
公演が終わった。外は雨。スタッフの皆さんがビニール傘を大量に用意していた。ありがたい。なんという気配りだろう。ゆっくりスタッフさんのお話も聞いてみたい。
長い長い報告を、読んでいただき、ありがとうございました。

 

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