2018年7月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

« 山田太一脚本「夏の故郷」と竹下景子さん | トップページ | 21日は雪!だけど「大いわて展」は大賑わい »

「菅野修展」にしびれた!

2018年
3月15日(木)
庭のチューリップや水仙たちも、ここ2、3日の陽気に、

一気に目を覚ましたようです。

普段は庭仕事と介護とふるさと会で地味に過ごしている私ですが、ひょんなことから偶然の出会いが続いています。

ツイッターを始めて久しいです。
神田神保町にある、少女漫画専門の古書店「くだん書房」さんの
「りぼんを大量に購入!」

というつぶやきとともに、懐かしの「りぼん」がうず高く積まれた写真に、やられました。

一気に小学生に戻った気分。

そして、

「カフェブックス二十世紀で菅野修展」

と。

漫画家・菅野修。実は全く、存じ上げませんでした。

しかし、ツイッターに載った菅野氏の絵が、漫画が、「懐かしい破壊力」としか表現できない、強い印象を受けました。

「これは絶対行くべき!」

何はともあれ神田神保町へ。

カフェブックス二十世紀はビルの2階。手前がカフェと本屋さん。

こだわりの本ばかり並んでいたけれど、今回の目的は奥の

                    「菅野修展」

Img_1764

いいでしょう?どこからこんな発想が出てくるの!?

小さい頃から色んな絵を見てきたけれど、こんな絵は初めて。

「ガロ」「ヘタうま(もちろんいい意味で!)」「ピカソ」「シュール」「子供のいい絵」

の全部がいい具合にミックスされ、しかも突き抜けた感じ。

自由すぎて、計り知れない。

生で原画に接し、久々に頭から足の先までビリビリ感電したようです。

そして

「絵ってもっと自由でいいんだ。描くのも見るのも。」

と、むくむくと元気になりました。

ツイッターのつぶやきから、菅野さんは岩手の人じゃないか?

と想像したので、店主さんに聞いてみたら

「岩手にお住まいですよ。」と。

S_img_1882

「菅野修展」で購入しました。

左から「盛岡タイムス」。菅野修さんの4コマ漫画「ヒゲおじさん」連載中。

「漫画の手帖」表紙が菅野修さん。すごいでしょ。

「アックス」特集つげ義春。たくさんの漫画家さんがつげ義春トリビュート漫画を描いてますが、菅野修さんの描くつげ義春、最高です!

Img_1883

これがきっかけで、菅野修さん御本人とツイッターで会話するようになりました。

菅野さんは平舘(現在の八幡平市)出身で、現在は盛岡市にお住まい。

そして、なんと私の父・村田柴太と会ったことがあるそうです!

不思議な御縁です。

同じく「盛岡タイムス」でコラムを連載中の照井顕さん(開運橋ジョニーの店主)と

長兄・村田英作は年賀状のやり取りをしてますよ、と伝えたら、菅野修さんは、ジャズカルテットでピアノを担当するジャズマンなのです!坂田明さんや山下洋輔さんともお知り合いだとか。

色々繋がってます。

Img_1766さて、件の「くだん書房」へ。

前もって「何時頃来店します。1970年代のりぼんを見たいです。」と電話しておいたので、

スムーズでした(前もってお電話ください、とHPに)。

びっくりするほど小さな店内(6畳くらい?)は、分厚い少女漫画でぎっしり。

懐かしさでめまいがしそう。

声をかけたら、店主さんはさっと目星をつけてりぼん数冊を引き出してくれました。

どれも懐かしくて欲しくてたまらなかったのですが、

1冊2000円前後(1冊1冊値段が違う)!

迷いに迷って、小学生当時初めて買った「りぼん」にしました。

Img_1912

大矢ちきさんの「アルフォンスお先にどうぞ」が載っていたのと、

Img_1913

山岸凉子の「ゆうれい談」が付録で付いていた号でした。その2つがきっかけで、しばらく別冊マーガレットとりぼんを毎月こっそり(母に漫画を禁止されていた)買うことになりました。

「ゆうれい談」は、結婚してもずっとそばにいました。基本的に怖い漫画が好きなんですね。

他に大島弓子の「四月怪談」単行本。プチコミックの大島弓子特集。

3冊で5000円なり!でも充実感でいっぱいです。

最後にちょっと足を伸ばして神田小川町の東京古書会館へ。

2014年、55歳の若さでお亡くなりになったイラストレーター、水玉螢之丞さんの

「水玉螢之丞のおしごといろいろ展」

雑誌が元気だった時代、あらゆる媒体でご活躍。可愛いイラストと鋭い視点の「リポート」が

ちりばめられてあって、唯一無二の存在でした。

私が子育てで悩んでいた頃は、「ね〜ね〜」に連載していた

「すごいぞ!おかあさん」の独身時代の趣味(オタク、ロックなど)を捨てないお母さん像に助けられたり。

実際の水玉先生の原画の美しいこと!可愛い絵柄の裏で命を削るように描いていたのではないかしら。

Img_1879

やはり若くして亡くなった森本美由紀さん(享年54歳)やナンシー関さん(享年39歳)が頭に浮かびました。

3人とも、日本が高景気だった頃とてもとても人気でした。他人から見れば羨ましい花形イラストレーターだけれど、もう少し身体を大事にして欲しかった。

(森本さん、ナンシーさんの回顧展にも伺いました)

芸能人のマネージャー(スケジュール管理など)的な方がいたら、と悔やまれます。

でも、一方で多くの人の記憶に残るお仕事をいっぱいされた、というのは羨ましくもある。

とにかく密度の濃い一生でしょう。

Img_1880

「雑誌連載で見る水玉螢之丞ヒストリー」

(年表作成:田中すけきよ 水玉螢之丞史家)

Img_1881

水玉先生の近年の著書はこちら。

「水玉螢之丞のおしごといろいろ展」は、3月17日(土)まで。

東京都千代田区神田小川町3-22

10:00〜17:00

東京古書会館にて。☎️03ー3293ー0161

 

« 山田太一脚本「夏の故郷」と竹下景子さん | トップページ | 21日は雪!だけど「大いわて展」は大賑わい »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1167966/73095368

この記事へのトラックバック一覧です: 「菅野修展」にしびれた!:

« 山田太一脚本「夏の故郷」と竹下景子さん | トップページ | 21日は雪!だけど「大いわて展」は大賑わい »