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お隣からウィリアム・モリス〜2つの別れ

2018年
2月18日(日)
 昨日はふるさと会の会議が午後2時からあったので、五輪男子フィギアはしっかり録画し、夜旦那さんと見ました。
 羽生結弦選手の金メダル!宇野昌磨選手の銀メダル!羽生選手は怪我から3か月。その間の苦闘は想像を絶します。涙が溢れてきました。日本のフィギア選手たちが血の滲むような努力を重ねてきた歴史に、結晶のような二人のメダルが輝いていました。

 羽生選手や宇野選手の活躍に及びませんが、私の中でひっそりと「偉いね!」と自分をほめたくなったのは、お庭造りです。
 前の仕事を辞めたその日から草刈りを始めて、3年。ついにお隣のバラを我が家に迎えることができました!

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 まず、Kさん宅にてウィリアム・モリスというバラを掘り起こしました。

Kさんにも手伝っていただきました。さすがシャベル使いが上手。てこの原理を使うんですね。かなり根が張っていて、2日かかりました。

最後にシャベルが軽くなりました。ちょっと感動です。急いで我が庭に運びました。根が乾燥しないように、急いで!

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あらかじめ掘って、バラ用の土も入れてあります。位置を確認して。

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植えました!水をたっぷりやり、お隣に戻って報告。そしてKさんにも状態を見てもらい、OKをいただきました。嬉しい!

 庭の草刈りを始めた当初は、いつまでもどこまでもある草に途方にくれました。特に笹と竹との戦いには参りました。何も植えられないと思い込んでいました。

 それから、防草シートというものを知り、あちこちに貼りました。木も随分切りました。レンガも毎月少しずつ買って、レンガ道も作りました。柿の木にびっしり付いていた猛毒の毛虫と戦いました。ヒマラヤ杉の剪定もして、庭全体を明るくしました。

 そんな庭造りの過程で、お隣のKさんと仲良くなって「花友」さんともお知り合いになりました。Kさんと4月でお別れは、寂しくてたまりません。でも、Kさん宅のバラやアンティークな小物たちは、あちこちに引っ越し、次の生活を始めています。

 仕事を辞めた頃は、精神的に不安定で、自信がなくなりました(プチ鬱状態)。娘も不安定で、心配でした。そんな風なので(自慢や愚痴を聞きたくないので)コーラスのママ友とも話したくなくなり、介護を理由にコーラスもやめました。「介護」は理由としては、水戸黄門の印籠のようにとても効力があり、助かりました。どんどん周りがシンプルになり、お役目は「在京大迫人会」だけになりました。

 そんな私を庭が救ってくれました。土や草の香りや花たちが、いつでも黙って私を受け止めてくれました。庭に関する本やNHK「趣味の園芸」も欠かさず見るようになり、司会の三上くんも大好きになりました。

 義母とつい乱暴な言葉の応酬になった時は、さっと庭に行って、土いじりをすれば、魔法のようにストレスが溶けてゆきます。土が「不満」や「怒り」をパクパク食べてくれるのです。

 

 私は庭で元気になりましたが、別れがありました。

 昨年のクリスマス・イブに義兄が肝臓ガンで亡くなりました。12月2日に会った時は元気だったので、信じられませんでした。まだ68歳でした。

 そして、あの大雪の1月22日。かつての同僚を失いました。交通事故でした。御自宅のすぐそばの交差点でした。

 彼女は完璧な人でした。利用者さんの対応も、織物や押し花などの作業も、料理も、他のスタッフとの人間関係も。みんなが彼女を頼っていました。すぐ上の先輩でした。ずっと私とは勤務の曜日が合いませんでしたが、彼女と勤務日が一緒になった時、互いに喜びました。

 彼女を思い出す時、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」のフレーズが浮かびました。

 「自分を勘定に入れず」 「いつも静かに笑っている」

 誰かが困っていれば、躊躇せず助けてくれました。いつでも穏やかでした。本当は、ご主人のお仕事の関係でオランダに暮らしたことがあったのに、一言も言いませんでした。実はお酒が好きな人だったそうです。かつての会社のお友達が泣きながらお話ししていました。

 何も知りませんでした。自分のことは控えて、いつも誰かの話を「うん、うん」と頷いて聴いてくれました。

 もっと仲良くなりたかった。もっとお話ししたかった。とても残念です。

 お花が好きな方でした。彼女のイメージは、私の中ではピンクです。色白の肌で、ほっぺたがピンク色でした。

 寄せ植えの中に、ピンクの花を入れました。彼女の強さと優しさを見習いたいと思います。本当にお世話になりました。いつか天国でお会いしましょう。

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