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骨折して良かった〜足カバーもらいました

8月22日(月)
整形外科に予約していましたが、まさかの台風。これ以上怪我をしたくないので、取りやめました。

初めて骨折して良かったこと1
→年配の男性(65歳以上)の頑固さ、怒りっぽさの理由が少しわかった。
 どうして、(女性に比べて)この年代の男性は怒りっぽいのか?
 道を歩いていて、ぶつかりそうになった時、女性や若い男性に比べて中年以上の男性方は、「譲る」ケースが少ない気がします。図書館やコンビニなどで大きな声で怒っているのも、この年代が多い気がします。(在京大迫人会の皆さんは紳士ですが)

 今回骨折して、いつもの自分とは違う感情が生まれました。

 「動けない」→「申し訳ない」→「情けない」→「イライラ」→「他人の行動が気になる」→「小さいことに怒りを覚える」
 一ヶ月行方不明だった自転車が見つかって、これから「プールにでも通ってダイエットしようか」と張り切っていた矢先でした。

 記念誌の編集も、これからが忙しくなるというのに!実家にも帰ることができないかもしれない。除幕式も待っているし、実家の手伝いもしたいのに!
 慣れない松葉杖で道を歩く困難さ。大げささ。恥ずかしさ。
 普通なら5分もかからない近所のポストへ郵便物を出すのも、松葉杖だと汗だくになるし、松葉杖が当たる脇が痛くなります。周囲も気の毒そうに見ています。どんどん気持ちが荒みます。
 骨折して4日くらいは、外に一歩も出られず、家仕事を黙々としていたら、「負のオーラがすごい」と、旦那さんに指摘されました。アウン=サン=スーチー女史やアンネ・フランクの長い長い閉じた生活!比べようもありませんが、彼女たちの過酷な環境もふと思いました。
  

 そこで、気がついたのです。働き盛りだった紳士が、仕事を辞めて、身体も思うように動かなくなったら、どんなにか辛いだろう、情けないだろう、そして周囲に当たったりもするだろう、と。
 
 そんなことをオリンピックを見ながら感じていました。今回メダルを取った選手の中にも、かつては怪我で休んでいた方もいるようです。どんなにか悔しかったことか。

 お盆に帰省しましたが、実家の生ビール売りなどのお手伝いはできませんでした。でも今回は兄一家が全員で売り子になっていました。私の出る幕はありません。
一方私は奥に引っ込んで、昭和2年生まれの母から御先祖の昔話を聞いたり、母から古い「暮らしの手帖」をもらったり、家にある本で大迫の歴史を調べたり、たまに家事をやったりしていました。上げ膳据え膳で、本当に申し訳なかったです。

Dsc_1572  

 骨折して良かったこと2
→周囲の優しさを知った。松葉杖は魔法の杖です。病院の待合室でも席を譲られます。
 実家では、私の体をみんなが心配してくれました。ずっと健康なので、ほとんど心配してもらったことがありませんでした。それが、骨折したら、みんな優しい。

 でも、優しくされることは同時に「惨めさ」や「情けなさ」でもあるのだと知りました。

 ずっと健康だった自分は、(仕事で)障害のある人に優しくしているつもりだったけれど、「上から目線」で「傲慢」だったかもしれない。年老いた母や義母へも、強い態度だったかもしれない。電車で人に席を譲った時、自分では「いいことをした」と思っていたけれど、譲られる方は少し「惨め」だったかもしれない。 

 骨折は「弱さ」を身をもって知る、いい機会でした。

 お盆に帰省して一番辛かったのが、お祭りに参加できなかったこと。歩けないので、奥に引っ込んでいて、「あんどん祭り」の山車は殆ど見ることができませんでした。生まれて初めてです!

 家族に厳しくされても、忙しく立ち働いている方がずっといい。「お祭り」にも参加できる。

 つくづく健康のありがたさを知りました。

 8月17日。実家から東京に戻り、荷物を抱えながら一人で商店街をゆっくり歩いていました。右足は包帯を巻き、不織布の薄いブルーのカバーを履いているとはいっても、ほとんど素足です。左足は旦那さんのサンダル。つまり片っぽうのサンダルだけで岩手に行ってきたのです。(松葉杖はかえって邪魔だから、持っていきませんでした)

 若いご夫婦の奥様から、突然声をかけられました。
 「足カバー持ってます!差し上げます!すぐ近所ですから、そこで待っていて!」

 その女性は、最近まで骨折していたそうで、病院で替え用の足カバー(約3000円)を買ったけど、治ったので、取っておいたというのです。ちゃんと靴底もある、しっかりした足カバー。

 涙が出るほどありがたい。申し訳ないので、友人へお土産用に買っていた「南部せんべい」を差し上げました。

 Dsc_1570

これが、見ず知らずの方から頂いた足カバー。まだ新しいです。

これで歩行がぐっと楽になりました。

旦那さんは用事があって「迎えに行けなくてごめんね」と、言ってくれましたが、

「一人で歩いていたから、足カバーをもらえたんだよ」

と、私。本当にそう思います。

「次に誰かにあげなきゃね」と、旦那さん。 

それまで大事に取っておきましょうか。

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コメント

足カバー、良かったですね!
何だかとても良いお話をうかがえた気がします。
ありがとうございます。

暮らしの手帳。素敵な表紙です!

お忙しいと思いますが御無理せず、どうぞお大事に。
早く治りますように☆

moeさん、お見舞いありがとうございます。
ちょっといい話でしょう?
骨折して松葉杖をついていたら、色んな方から「骨折体験」を聞けて面白かったです。

moeさんも、大変でしたね。
自分はあまり優しくなかった気がします。
「健康」は傲慢になりますね。
骨折でちょっと謙虚になれたかな?
正に「怪我の功名」です。

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