「とと姉ちゃん」の「植物画」は吉田桂子さん！

2016年
5月25日（水）
5月23日の朝ドラ「とと姉ちゃん」。7:30のBS放送をぼんやり見ていたら帝大生の星野くんが描いた「ひなげし」がカラーで、なんとも可愛らしい。それが「絵の具」→「歯磨きをチューブに入れる」につながるわけです。が終わって、8時の放送をしっかり見たらタイトルに「植物画」「吉田桂子」…この名前、どこかで見たことがある！
もしや？とピーンと来て調べました。すると、

以下のブログにたどり着きました。
花のある生活　Botanical Artsalon
「とと姉ちゃん！いよいよ！！」（2016,4,3）
http://botanicalartsalon.com/index.php?QBlog-20160403-2
やはり！ボタニカルアートの画家・吉田桂子先生でした。
ブログによると、昨年末から「とと姉ちゃん」に関するお仕事に取り掛かってきたそうです。
星野青年の部屋にある植物画も吉田先生の作なそうで、楽しみです。

2013年秋、吉田先生は我が故郷・花巻市大迫町を訪れ、エーデルワイン、そして兄・村田英作の葡萄畑にてリースリングリオンを描いています。
その後兄から「ボタニカルアート協会の展覧会（小田急デパート）」の案内と手紙をもらいました。
「吉田桂子さんは、うちの葡萄畑に来て絵を描いてくれた方です。展覧会にぜひ行ってみてください。」
そして私は初めて「ボタニカルアート」の世界に触れました。
バラなどの派手な花ばかりではない、雑草（と呼ばれる）花や木の実など地味な植物も丁寧に愛情深く描かれている作品たちに、身が引き締まるような気持ちでした。
中でも吉田先生のリースリングリオンは、丁寧に描かれた葡萄の一粒一粒に、涙が出そうでした。

吉田桂子さんのプロフィールは、「日本ボタニカル協会」のサイトから引用させていただきました。↓

http://jbaa-botanicalart.com/index.php?%E4%BC%9A%E5%93%A1%E7%B4%B9%E4%BB%8B

神奈川県横浜市出身。
現在、横浜市在住。
多摩美術大学卒
佐藤廣喜氏に植物画を師事
大手アパレルメーカーに服飾デザイナーとして勤務の後、画家として独立
英国王立園芸協会（RHS）ゴールドメダリスト。
RHSリンドレーライブラリー収蔵
ハント協会出品　収蔵

読売カルチャー恵比寿、東急BEセミナー、池袋コミュニティーカレッジ
東京農業大学グリーンアカデミー講師。

作品に、ブドウ「リースリングリオン」が紹介されていました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※クリックすると拡大します。

小田急デパートでの展覧会場では、
吉田桂子さんご本人にもお会いすることができました。英作の妹だと伝えることができて、ホッとしました。その時吉田先生は「これから英国で個展があるのよ」とおっしゃってました。

ブログ花のある生活　Botanical Artsalonの「植物画家的ー旅ナビ」に、

岩手県（花巻市）大迫町やエーデルワインについてなど、詳しく紹介されていました。初めて訪れる方への良いガイドにもなっていて、ありがたいです。↓
http://botanicalartsalon.com/index.php?%E5%B2%A9%E6%89%8B%E7%9C%8C%E5%A4%A7%E8%BF%AB%E7%94%BA
「ブドウを描く」では、実際に吉田先生がスケッチしている動画も紹介されていて、ボタニカルアートを始めた方にも参考になりそうです。

ブドウを慈しむように描いている先生の筆先は、あくまでも優しく厳しい。

思い切ってブログにメールを送ったら、編集部の方からお返事がきました！

「お便りありがとうございます。編集部です。
エーデルワイン様にお邪魔した際は
村田様には大変お世話になりました。
ありがとうございました。
ご指摘の連ドラ「とと姉ちゃん」の植物画は
吉田先生によるものです。」

そして吉田先生ご本人からもメールを頂戴しました。
「あの時の絵はお嫁入りしてしまったので今度はエーデルワインの一番古い葡萄の木を描きたいと思っています。
今年の秋は英国て展覧会がありますので来年の秋にでも伺いたいと思っています」

と。感激です。

吉田桂子先生の今後のご活躍をお祈り申し上げます。