2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

« 鳥取〜こんと砂丘とゲゲゲロード 6 | トップページ | 鳥取〜こんと砂丘とゲゲゲロード 8 »

鳥取〜こんと砂丘とゲゲゲロード 7

2015年
2月25日(水)
今実家の岩手県花巻市大迫町(おおはさまちょう)は「宿場の雛まつり」で大変賑わっていることでしょう。
2月19日には、兄と町内の有志がなんと「ちんどん屋」になって、雛まつりの宣伝に一役買ったようです。それも大船渡の「ちんどん屋日本一」のプロに習いに行って、基礎をしっかり学んで来たという熱の入れよう。

兄はアコーディオンを担当。
普段はトランペット(花巻市の消防団のラッパ隊80名を総括している)専門、時にアルプホルンを吹いたりもする器用な兄ですが、さすがにアコーディオンは苦戦したそう。
でも、当日は大変喜ばれ、
「保育園にも呼ばれて演奏してきたよ!」
と、嬉しい報告がありました。

町民の努力で一から作り上げてきた「宿場の雛まつり」は、すっかり花巻市の祭りとして定着したようです。

「大迫 宿場の雛まつり」web岩手放送より

http://podcast.ibc.co.jp/shop/index.php?itemid=14186

この記事に載っている山陰義一さんは、大償神楽のプロの舞手。淙々たるメンバーがちんどん屋には揃っていたようです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いよいよ鳥取は米子。最終目的地境港へはもうすぐ。

「スーパーまつかぜ」に乗りながら、私は鳥取のガイドブックを熟読していた。

境港の「ゲゲゲロード」は勿論楽しみだけど、その前に行かなければならない場所があるのでは?

この旅行中、NHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」のシーンをいくつも思い出していた。

もちろん、向井理演じる水木しげるも素晴らしかったけれど、主人公布枝の実家である酒屋の様子が印象的だった。けっして派手ではないけれど、誠実に生きている家族。中でも、星野源演じる弟の造形がなんとも切なく、あれから俳優としての星野源ファンになってしまった私。

岩手の実家の隣が酒屋で、大きな樽やらを覚えてるからかもしれない。南部杜氏と言えば、大迫町のお隣、石鳥谷町が有名だけど、大迫町にも南部杜氏がけっこういたのだ。

今は実家で「村喜本店」という名前で兄夫婦がしっかり酒屋を営んでいる。

鳥取のガイドブック「ひと足のばして!」という小さなコーナーに釘付けになっていた。

大塚の町

「ゲゲゲの女房」の作者で、水木先生の奥様である武良布枝さんが生まれ育った町。昭和の風情が残るノスタルジックなこの地には、布枝さんの生家が今も残る。

安来市大塚町 米子駅からJR山陰本線で8分の安来駅よりイエローバス・・・

ドラマ「ゲゲゲの女房」好きとしては、「ゲゲゲロード」へ行く前に、布枝さんの実家にぜひ立ち寄りたい。という気持が押さえようもなくなった。今回を逃せば、もう一生行く事はないだろう。

ともかく米子駅に着いたら山陰線に乗ろう、と決めてしまった。

米子駅に着くと、即ホテルにチェックイン。スーツケースを部屋に置き、山陰線に乗る。

もう夕方だ。急げ!

Photo山陰線に乗車。あけるのボタンを押して乗車したら、ドアが開けっ放し。

向かいに座った紳士がサッとしめるボタンを押してくれた。

ありがとうございます。しめるを押さないといけないんですね。」

と、紳士につい声を掛けてしまった。平気で他人に声を掛けられるようになったのはおばさんになった証拠だろう。

「こういう電車は初めてですか?」

「はい。寒いからなんですね」

「どこから来ましたか?」

「東京からです。一人旅なんです。」

「鳥取はどこへ行きましたか?」

「鳥取砂丘と、はわい温泉、そして明日境港のゲゲゲロードに行きます。その前に安来の布枝さんの実家に行こうかと」

「いいですね。足立美術館もいいですよ。」

「足立美術館は、数年前に家族と行きました。いい所ですね。

その時は出雲大社、宍道湖、小泉八雲の住まいとか行ったので、今度は鳥取に行きたいと思って」

「そうですか。月山もいいですよ。」

もどかしくなって、紳士の隣に移動しておしゃべりを続けた。

「(ガイドブックを見ながら)月山富田城跡があってね。」

「そうですか・・・月山。」

「私はこの辺なんです。富田八幡宮というのがあって、私はそこの41代目の宮司なんです。」

「え!宮司さんなんですか!」

「そうです。前は高校の教師をしていたんですが、定年になったので。」

「学校では何の先生だったんですか?」

「国語です。」

「いいですね。」

「(ガイドブックを指差しながら)八幡焼窯元とあるでしょう?ここは兄(か弟)がやっています」

八幡焼窯元

亨保8年(1723)、富田八幡宮の神官・竹矢豊前(たけやぶぜん)と藩士・熊谷由武が開いた伝統の窯元。

なんと紳士は竹矢さんといい、竹矢豊前の子孫なのであった。お名刺を頂いた。お返しに私の名刺も差し上げる。これも一人旅ならではの出会いだろう。

紳士からは、この辺に神楽があることなども教わり、懐かしく嬉しくなった。

一緒に安来駅で降りる。

もちろん安来は「安来節」で有名な所。可愛い人形があちこちにある。

Photo_2

駅の観光案内に尋ねた。

「水木しげるさんの奥様のご実家へはどう行きますか?」

「バスがあるんですが、もう終わってしまいましたね」

と、にべもない。がっかりだ。迷う。どうしよう。ここまでタクシーを使い過ぎたし。

駅構内の飾りや観光ポスターを見たり、「安来」の観光案内のDVD(流しっぱなし)を見たり、そばに流れているBSのテレビ番組を見たりした。なんとオーストリアの白ワインの産地を紹介をしている!

「ここで採れるリースリングという葡萄は・・・」

我が大迫のエーデルワインにも縁のある品種だ。ここで故郷を思い出すとは。

それにしても心残りだ。せっかく安来まで来たのに・・・

駅を出てみると、そこに黒塗りのタクシーが停まっていた。

運転手さんがニコッとしてくれた。

まるで「シンデレラ」のかぼちゃの馬車みたい。

誘われるように、タクシーに乗り込んだ。

「水木しげるさんの奥様の実家まで」

« 鳥取〜こんと砂丘とゲゲゲロード 6 | トップページ | 鳥取〜こんと砂丘とゲゲゲロード 8 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

ご無沙汰です。
確定申告でバタバタしていましたwobbly
我が地域の電車はボタンで開閉するのがありますよpaper
雪国なので車内の暖かさが逃げないようにと工夫されたんでしょうねnote

おぉ、長野の電車もそうですか。
岩手のローカル線にもあるかもしれませんね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1167966/59055429

この記事へのトラックバック一覧です: 鳥取〜こんと砂丘とゲゲゲロード 7:

« 鳥取〜こんと砂丘とゲゲゲロード 6 | トップページ | 鳥取〜こんと砂丘とゲゲゲロード 8 »