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鳥取〜こんと砂丘とゲゲゲロード 4

2015年
2月15日(日)
昨日のニュースでシーナ&ザ・ロケッツのシーナさんの訃報を知る。
ヒット曲「ユー・メイ・ドリーム」は確かテレビのCMソング(JALの沖縄キャンペーンか何か)。カスタネットのような響きが印象的で、シーナの甘ったるいけど強いヴォーカル。可愛いけど前向きな歌詞。とにかく突き抜けるような高揚感。1日に何度も聴いて、歌っていたよ。
たぶん自分は高校生くらいだったと思う。YMOに狂っていた時期とちょっと重なると思ったら、この曲は細野晴臣プロデュースだった。昨年「笑っていいとも!」に内田裕也らと一緒に出演していたのが、彼女をメディアで見た最後か。旦那さんの鮎川誠もカッコイイし、お嬢さんたちも美しいし、憧れのファミリー。
シーナさん、あなたからいっぱいの「夢」を頂きました。ありがとうございました。

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「たくみ割烹店」に置かれていた、吉田璋也の履歴と年譜は、阿部一郎さんという方の手書きで丁寧に書かれていた。

履歴だけ、以下に記す。

吉田璋也 民藝のプロデューサー
1898〜1972

本来、吉田璋也の本業は耳鼻科の医者であり、その持前の創意工夫の精神と熱意で患者に対し病院の前は常に門前、市を為すといった具合であった。

璋也は若い頃、民藝運動の創始者、柳宗悦と知り合い、師事し、鳥取で新作民藝運動を展開していった。
途中、大きな戦争や地震、大火災と数多くの困難を乗り越え、又、それをバネとし、大陸では激しい戦火の中にあっても中国や朝鮮の生活の中にある飾らない美しい物を直観を基にした卓越した眼力で選び収集していった。又、璋也は民藝運動のみならず、鳥取の文化運動、例えば、鳥取砂丘の天然記念物指定、久松山の史跡保存、樗谷(※おうちだに)神社(※現・鳥取東照宮。旧樗谿神社:執筆者注)の修復、国府町の石堂、仏像の研究、仁風閣の文化財指定、湖山池の美観保護等、枚挙に暇が無い程活動している。

璋也は生涯を通じ、陶藝から木工、和紙、染織、竹工品、漆器、金工品と幅広く工人の指導に当り、その販路の確率にも力を注いだ。

たくみ割烹に隣接しているたくみ工藝店は、昭和七年に、全国で一番最初に開店した手造りの民藝品を販売する店で翌年には銀座にも出店し、鳥取の優れた工藝品を全国に発信した。昭和二十四年には鳥取民藝美術館も開館し、国内を問わず、朝鮮、中国、東南アジア、世界各地の五千点にも及ぶ品々が収蔵され、テーマ毎に陳列、展示変えされている。この割烹店も昭和三十七年に開店し、その意図は、美術館で物を観て、工藝店で手に取って購入し、割烹店で実際に使って食べるという一本の延長線上にあり、別名、生活的美術館と璋也は名付けた。特に鳥取和牛のすすぎ鍋。いわゆる”しゃぶしゃぶ”は、璋也の考案料理である。璋也の生涯の偉業と功績は、民藝愛好家のみならず、”民藝のプロデューサー”としてその名は全国に知られ、我々鳥取市民の誇りでもある。
                                      阿部一郎 記

※写真をクリックすると拡大します。

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なるほど、「生活的美術館」。工芸品を購入したら、箱に入れてしまわないで、実際に日常的に使い、生活を豊かにする。ここまで到達して本当の藝術なのか。今それを美味しい料理と共に味わっている。あらためて大きな写真でお料理を見せませう。

  • Photo_19 牛肉のバター焼 ゆでキャベツそえ
  • 大根と豆と昆布の煮物(写真は切れちゃった)
  • 冷やしトマト(ポン酢風ドレッシング)
  • イカの塩辛
  • 香の物
  • ご飯
  • 豚汁
  • デザート(食後に)

牛肉が柔らかくて溶けるようだった。どの料理も丁寧に作られている。イカの塩辛には感激した。イカが新鮮で程よい塩加減。豚汁の温かさが身体に染みた。どの器も逸品。傷つけないように気を使ったけど、お料理もさらに美味しくなる。なくなるのが寂しいので、ゆっくりと口に運んだ。
長テーブルの団体さんは、男性が8名ほど。どんな関係の方だろうと、会話に耳をすませてみたら、どうやら弁護士さんなよう。若い20代くらいから70代くらいまで。気の張った仕事の後だろうか。それとも新年会か。
この店にあんこう鍋があると思わなかったんだよね〜
の声。後から店主(?)が持って来たお魚はあんこうであったか。う〜ん豪勢。
「デザートお持ちしますね」と、婦人。
Photo_20
おぉ、シンプルな林檎。ほうじ茶も嬉しい。どこかのお宅にお邪魔したみたいでなごむ。
最後まで、良い器でいただく嬉しさよ。
2階も予約の人でいっぱい。どうやら鳥取市民にとって、ここは「とっておき」の店のようだ。

今祖父や父について資料を集めているところだが、祖父・村田幸之助も柳宗悦と親交があったらしい。柳宗悦が全国を廻った時に知遇を得たのだろうか。祖父は花巻人形のコレクターだった(随分美術館に寄贈して数は減ったが)。父も各地の民芸品をちょこちょこ買うのが好きで、器の勉強も随分していた。私は帰省する度に盛岡・光原社で器を選ぶのが楽しみ。値段が張るので1年に1点買えればいいほうだが。

お店を出て、こんな看板があったので、あらためて吉田璋也のお顔を拝見する。
Photo_21 そうか。「しゃぶしゃぶ」発祥の地でお夕飯をいただいたのか。肉が美味しいはず。
またこの店に来ることはあるだろうか。吉田璋也の名前はしっかりと胸に刻んだ。

温かい気持ちになって、ホテルに戻る。ここはビジネスホテルだが、大浴場があるという(旦那セレクト)。お風呂から出て「鳩の撃退法」(上)の続きを読んでウトウトする。が、すぐ目が覚める。携帯はまだ動かない。気がついたら夜中の12時だった。
これはなんとかせねば、とホテルのフロントへ駆け込む。
「鳥取駅前にSoft Bankのショップはありますか?」
「(駅前に)前はあったんですが、撤退してしまったんですよ。ちょっと遠くなります。明日の朝までに調べておきます」
とのスタッフの対応にやっと安心して眠る。

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