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ラッキー7はフィーバーするか?

2014年

9月20日(土)

今朝は早起きしてお墓参りに行ってきた。
バタバタしていたので、毎日録画しているBSの朝ドラ「カーネーション」の再放送に加えて、BS7:30からの「花子とアン」も録画(「あまちゃん」の時は「純情きらり」、「ごちそうさん」の時は「ちりとてちん」もセットで欠かさず見ていた私)。
8:05出発。早めに出たせいか、お墓までの道のりは空いていた。
お墓参りはけっこう好きである。草むしりをして、お墓を磨き、お花と線香を手向けて、手を合わせる。一連の作業を通して故人と対話すると何とも清々しい気持ちになる。お墓が綺麗になると「自分の魂も洗われる」というか「心が快晴」になるのだ。
まっすぐ家に戻ってから、コーヒーが切れていたので成城石井へ行く。いつもの「成城石井オリジナルブレンド」500gが土日セール!嬉しいので2袋も購入する。いつものようにレジで「コーヒーはペーパー用に挽いてください。」とお願いすると、待っている間用にNO.のカードをくれた。大概2桁のつまらない数字なのだが、その日は違った。
Photo
小躍りするほど嬉しかったので写メを撮ってアチコチに送って自慢。
「何かいいことがあるでしょう。」と、嬉しい返事をくださる方も。
家に帰ってから挽きたてのいい香りのコーヒーを入れて、録画した「カーネーション」を見ながら早めのお昼を食べた。これから新宿へ映画を見に行くから忙しいのである。「カーネーション」本日の回は、病院のファッション・ショーの続きだったが、冒頭にイヴ・サンローランが引退発表した時のリアルな映像が現れた。
「カーネーション」の主人公・糸子は、ある時からイヴ・サンローランを意識する。
若い頃糸子はクリスチャン・ディオールのデザインに惚れ込み、その系統のウエストがキュッとしまってスカートがたっぷりしたデザインの服作りをしていた。しかしディオールが亡くなると、20歳(本当は21歳)の若きイヴ・サンローランがメゾンのデザイナーを継ぐという衝撃的なニュースが大阪にも届く。「若造(糸子曰く)」サンローランが発表した「トラペーズ・ライン」に、糸子やその周辺は「あんなのアッパッパや〜!!」と、猛反発。それはウエストのくびれはなく、寸胴でフンワリしたラインだったから。しかし、娘世代やお客たちが支持しているのを知り、衝撃を受ける。そして自分の感覚が古くなってきた事を思い知るのだ。
「あたしがショックなのは、トラペーズ・ラインがいいと全然思えへんことや。」
そんな風に糸子のキャリアに影響を与えたイヴ・サンラーランがいよいよ引退する。糸子は一度も会ったことがない「同業者」に向かってつぶやく。「お疲れさん。私はもう少しがんばるから。」
そして私は「カーネーション」を見終わって、映画「イヴ・サンローラン」を見に新宿へ!
新宿は武蔵野館で上映。人気らしいから、2時間前にチケットを購入して整理券をもらった。36番。悪くない数字。近所のZARAをちょっと覗いてから、娘の成人式の着物を購入した「豆千代モダン」(丸井アネックス6F)に顔を出した。23日から「フォーマル展」が始まるので、お店の中はとても華やいでいる。「フォーマル展」は、ハロウィン〜クリスマス〜お正月〜成人式〜そしてバレンタインデーと本格的な着物シーズンに向けて、新作の着物や帯、小物などを展示即売する期間。
新作着物が3点、チラシに印刷されていた。
Photo_2 その中の1つが気になってしかたがない。「モンドリアン」。いい!洒落てる。そして懐かしい。豆千代さんは、洋服の感覚で次々と着物をデザインするので「着てみたい」と思わせてくれる。お値段的にも敷居が低くて嬉しい。
Photo_7
このブランドは娘に教えられた。何度も通ううちに私もすっかり「豆千代ファン」になってしまい、関連の書籍も色々買って勉強している(何しろ、ここ数年寝間着の浴衣くらいしか着ていない!)。その中でも大好きなイラストレーター、森本美由紀さんの表紙の本がお気に入り。
Photo_3
森本さんの筆で一気に描く「ファッションイラストレーション」が大好きで、「森本美由紀ファッションイラストレーションの描き方」という本まで持っている。
Photo_4
彼女は人体のプロポーションをとらえるのがすごく早いようで、線にまったくの迷いがない。まるで水墨画家のようだ。イラストレーター養成の教室「パレットクラブ」で森本さんが生徒さんの前で人体のクロッキーをしている写真が載っていた(私も彼女にクロッキーを習いたい!)。豆千代モダンの白い棚に、森本美由紀さんのイラストのハガキがあったので、手に取った。
Photo_5
絵具のパレットと筆を持ったキュートな女の子。まるで森本さん自身のようだ。
裏に返したら「森本美由紀回顧展」とある。
「え!回顧?」
なんと森本美由紀さんは昨年10月に急逝されたという。54歳の若さだった。
Photo_6
Miyuki Morimoto
Illustration works 1983 – 2013
森本美由紀 回顧展
*開催期日 2014/10/17(Fri.)~10/22(Wed.)
*時間 12:00~19:00
*会場  PATER’S Shop and Gallery
渋谷区神宮前2-31-18  TEL.03-3475-4947 FAX.03-3408-5127
森本美由紀公式ブログ→
 ちょっと信じられなくて、ハガキを持ったまましばらく固まってしまった。
ずっと第一線で活躍した売れっ子イラストレーターの森本美由紀さん。
雑誌や映画のポスター、CDジャケットなど、様々な場面で彼女の洒落たイラストを目にしていた。思い切りの良い大胆な線。研ぎすまされたファッションセンス。
彼女は古いファッション誌をコレクションしていて、ディオールやサンローランの写真集も持っていたようだ。
下りのエスカレーターに乗りながら思った。
「映画『イヴ・サンローラン』。森本さんも見たかったろうに。」
涙がじんわり溢れてきた。
そして明治通りを渡りながら考えた。
「売れっ子になって忙しく働いて身体を壊して早く亡くなるのと、名もないけど、ほどほどに好きな絵を描いて、のんびり生きてゆくのと、どっちが幸せなんだろう?」
ナンシー関が若くして亡くなった時も同じことを考えた。私は後者だけど、どっちが幸せなのかいまだに結論は出ない。
武蔵野館に着くと、14時10分の回のお客さんで3Fロビーはギッシリ。圧倒的に女性が多い。
「あれ?デジャブ?この感じ以前にもあった気がする」
思い出した。映画「最高の二人」も同じく武蔵野館。本日と同様ロビーはギッシリだった。「最高の二人」は「最高の」映画だった。冒頭のEW&F(アース・ウィンド&ファイヤー)の「セプテンバー」で一気に引き込まれてしまった。
いよいよ「イヴ・サンローラン」の開場。整理券36番は、3巡目に呼ばれた。順番に好きな席に座れる。適当に席を選んで座ったら、
E7
これもいい席。
武蔵野館はスクリーンは小さいけれど、観客のマナーは近頃のシネコンの映画館より格段にいい。上映が始まっているのにゆっくり遅れて入ってきてポップコーンをバリバリ食べるカップルなんて、一人もいない(「ゼロ・グラビティ」をI MAXで見た時は、隣のポップコーン音に泣いた)。
武蔵野館は、ネットのチケット予約はできないけれど、いい映画館。
旦那さんはビートルズの「レット・イット・ビー」を中学時代、新宿武蔵野館で見たらしい。前列から後列にかけてなだらかな勾配があるので見易かったそうだ。当時は画期的だったのだろう。
肝心の映画「イヴ・サンローラン」。私はとても面白かった。
表面的なファッション映画ではなく、巨大メゾンを率いる天才デザイナーの苦しみと不安と愛が余すことなく描かれている。見所は、主人公のイヴを演じるピエール・ルネ。本物のサンローランに酷似で驚く。映画で語り部役だったイヴの公私共にパートナーだったピエール・エルジェ御本人も動揺するほどだったという。
そして、この映画は「イヴ・サンローラン財団」が全面協力しており、財団が管理しているコレクションの衣装が余すところなく披露される。クライマックスのショーのシーンでは、まるで映画を見る自分たちがショーの最前列のプレス席にいるような醍醐味を味わえるのだ。
「イヴ・サンローラン」公式HP→http://ysl-movie.jp/
生前のイヴ・サンローランの写真等は、ファッションデザイナー・YUJI YAMADA氏のブログに、詳しく掲載されております。↓
さて、我が家に帰って「7」続きのことや偶然の重なりを滔々と報告したら、旦那さん曰く
「もう1つ7が来たら『フィーバー』だね」。
「フィーバー」。なんと懐かしい響き。
夕飯前に、レンタルしていたアース・ウィンド&ファイアーのベストをかける。
1曲目の「セプテンバー」が、懐かしくて盛り上がる。
訳詩を読んでいた旦那さん。
「いいこと教えてあげようか?『セプテンバー』は、9月21日のことを歌っているんだよ!」
あぁ、なんということでしょう。ありがとうありがとう。
本日は「ネタの神様」が天から降って来てくれたようだ。
もう1つの「7」はなかったけれど、私にとっては「大フィーバー」。

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