2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

« どんど焼きで火の怖さを実感 | トップページ | 「ごちそうさん」の牛すじカレーはとろっとろ! »

鎌倉建長寺にて早池峰大償神楽の舞を見る〜5(終)

1月16日(木)
昨日は、東京は雪こそ降らなかったけれど、凍てつくような寒さでした。
こういう痛いほどの寒さの時は、薪ストーブや掘りごたつが懐かしくなります。
身体の芯からあったまるからね〜。

鎌倉建長寺の早池峰大償神楽の公演について。
主催者の方々のHPにて、さっくりまとめてありましたので、まずこちらをどうぞ。
「早池峰大償神楽公演 鎮魂と祈りの舞」
早池峰神楽in鎌倉 実行委員会
http://hayachinekagura-kamakura.jimdo.com/
こんな風にまとめたいものです・・・
私の記事も、今回で最終回とさせていただきます。(やれやれ)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

※青と赤字の説明は、「早池峰神楽 神楽鑑賞ガイド」(花巻市観光課 発行)と、今回の公演のパンフレットから引用させていただきました。

「天降(あまくだり)」

Photo_3

これは「神舞」という「古事記」や「日本書記」などに題材を取った神話の舞です。

天孫・ニニギノミコトは、天照大神から豊葦原(とよあしはら)の中津国(なかつくに)(日本)を治めるように言われ、アメノウズメノミコト、アメノオシホノミコト、アメノクシツノミコトを共として、日向の国・高千穂の峰に天降りをします。

この舞は、
豊葦原の中津国から一行をお迎えに向かう猿田彦命(さるだひこのみこと)と、ニニギノミコトの使者との出会いを舞い納めたものです。舞の前半は、赤い天狗の猿田彦命の勇壮なネリ面を付ける舞では、その面に神が宿っているので、舞手は神の化身となって祈祷や託宣をします。これを「ネリ」と呼びます)があり、後半は面を外して4人の神のクズシ舞(神舞などでは舞の後半になると、舞手は面を外し美しく速い舞を舞います。これを「クズシ」と呼ぶ。面を外さない舞もある。となります。

最初に登場する、赤い天狗の猿田彦命の勇壮な舞。

Photo_4

4

4_2

とても速い調子で激しく踊ります。

Photo_5

次に女神のアメノウズメノミコトが優美な姿で現れます。神々は皆手に弓を持っています。

4_3

そして2人のいくさ神が登場します。

Photo_6

4_4

4人目の神の後ろ姿。着物の後ろ見頃いっぱいに鶴が描かれてあり、なんともおめでたい。

もう、この舞は4人の神様が揃って舞踊る、ありがたさで一杯の舞です。

古事記の内容がわからなくても、面や衣装の雰囲気で、4人の厳かな佇まいで雰囲気が充分伝わって来る。いわゆるクライマックスにふさわしい舞という趣きです。

面を外してからの4人の神の「クズシ」。

Photo_7

面や衣装を次々と外し、幕の方にすべらせるのが、なんともカッコイイ。そして激しい舞になります。もう会場全体がすっかり温まっています。

Photo_8

オペラだったら、「ブラボー!」と声がかかるところでしょう。

そして、最後に早池峰神楽の代名詞といっても言い、主役級の登場です。

「権現舞(ごんげんまい)」

権現舞は、神楽の最後を締めくくる舞です。権現様が激しく行う「歯打ち」は悪魔退散、また、権現様の胎内くぐりをして噛んでもらう「身固め」は、無病息災に御利益があると言われています。

Photo_9

(たぶん)主催者の方々の数名が代表して胎内くぐりをしていました。

Photo_11

とてもありがたい、御利益がある儀式です。

Photo_10

権現様は2人一組で演じられます。時にこんな風に大きな姿にも。

この権現様が登場して、「あぁ、神楽を見たね、良かった良かった」と、

最後に大満足となるのです。

会場はもう大拍手でありました。夜遅くまで、皆さん集中して舞に見入っていました。

権現様は岳でも大償でも、人々に信仰され、愛されています。「早池峰の賦」では、岳と大償は、権現様の形にも違いがあると紹介されていました。

これで、その夜の公演は終了です。

神楽の代表の方の挨拶があり、最後に主催者の方の御挨拶。

Photo_12

藤原氏に縁のある鎌倉の地で、早池峰神楽の公演ができたことを、お話しになっていました。

建長寺の総長様をはじめ、鎌倉市の方々、ボランティアの方々など、沢山の方々がこの公演を実現させた。岩手の早池峰の神楽が東日本大震災の復興の役に立っている、それは大迫人としても凄い誇りであるし、神楽衆の皆さんにとても感謝したいと思います。

どうにも、会場を立ち去りがたく、知り合いの神楽衆に声を掛けました。

私「この舞台はどうですか?」

神楽衆「とても踊りやすいですよ。音もよく響くしね。」

そばにいた若い女性2人は、大償神楽の後援会に入ってらっしゃるとのこと。神楽ファンの裾野は広い。ありがたいことだ。

思い切って、主催者のSAVE IWATE の木村さんに声を掛けた。(最初に御挨拶をしていた)

私が大迫町出身だと言うと、嬉しそうにお話になった。

木村さん「毎月のように大迫に通ってるんですよ!」

 私「え!なぜ?」

木村さん「神楽の日(毎月神楽を順繰りに公演する日)に合わせて。」

それで合点がいった。今回の公演のパンフレットがとても見易く、演目も考えられていることが。何度も何度も大迫町に通って、神楽を研究して相談して、今回のプログラムも考えられたのだろう。なんという情熱であろうか。

そばにいた、この檜舞台を製作された若き棟梁を紹介された。

杉本さん。なんと実家はお隣の調布市。檜は吉野の最高の木を使っている。様々な方の熱き情熱。この舞台を作るためにも、沢山の募金が集められた。お陰で明治神宮や建長寺の厳かな雰囲気の中で神楽を堪能できる。感謝でいっぱいです。

あらためて、大迫人としてできることは何か?と考えさせられた。

できることからコツコツとやっていきたいと思っています。

素晴らしい公演を、ありがとうございました。

「鎌倉建長寺で大償神楽を見る」はこれにて終了!

« どんど焼きで火の怖さを実感 | トップページ | 「ごちそうさん」の牛すじカレーはとろっとろ! »

大迫」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1167966/54621910

この記事へのトラックバック一覧です: 鎌倉建長寺にて早池峰大償神楽の舞を見る〜5(終):

« どんど焼きで火の怖さを実感 | トップページ | 「ごちそうさん」の牛すじカレーはとろっとろ! »