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鎌倉建長寺にて早池峰大償神楽の舞を見る〜1

11月29日(金)いい肉の日。
年賀状イラストも描かなきゃ、だけどブログも書かなきゃ。
先週土曜日に鎌倉建長寺で早池峰大償神楽の公演があったので、それを書きます。

5月に明治神宮であった東日本大震災復興イベントの第2弾。5月は早池峰の岳神楽だったが、今回は大償神楽。秋に岩波ホールで「早池峰の賦」を上映されたので、それを見て来た、という方も多いようだ。

11月23日(土)と24日(日)の2日間。昼間の公演の24日は早々に売り切れてしまったので、夜公演の23日にすべりこんだ。

Photo

北鎌倉駅から、真っ暗な中よろよろ歩いてやっとたどり着いた建長寺。

夜のお寺は荘厳で、ちょっと怖い。

Photo_2

若き棟梁が作った檜作りの組み立て式の舞台。

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檜は、奈良は吉野より提供されたとか。美しい。

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舞台脇に鎮座する権現様。風格がある。

会場は、思ったほど寒くない。3、4百人は入っていたろうか。舞台を取り囲むように、ぎっしりだ。厚めの座布団を敷いた席と椅子席。私は3つだけ空いていた座布団の席になんとか陣取ることができた。

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午後6時。「大迫時間」ではない、鎌倉なので時間ぴったりに始まった。

Photo_3

建長寺の高井宗務総長が御挨拶。

今回の鎌倉公演は明治神宮の公演に感動したNPO法人ピースロード鎌倉の方が是非鎌倉でも!と運動して、実現の運びになったそうだ。建長寺側も快く会場を提供していただいたとか。ここまで来るのに、どれだけのご苦労があったことだろう。

どなたかが、平泉と関係の深い鎌倉で早池峰神楽をお招きすることができて、感慨深い、とおっしゃっていた。

これ以降の舞の写真は、私のデジカメで手ブレが酷いので、その辺をご了承願います。

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1.「鳥舞」。

女舞です。とにかく優雅。鳥兜を付けた舞手が登場。兜のてっぺんに鶏が。鶏は、古来から闇夜を切り開いて時を告げる神聖な鳥とされています。日本の国を作ったイザナキノミコトとイザナミノミコトの夫婦神が「おのころ島」に降りて睦み合う様子を現しているそうな。

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舞手は2人。しなやかな動きは、大償神楽ならでは。会場が一気に魅了される。

「鳥舞」は神楽の最初の演目で、舞台に悪霊や不浄が侵入しないよう浄める。

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2.「三番叟」(さんばそう)。

本来は翁舞とセットになっており、前に登場した翁を茶化すような滑稽さがある1人舞。幕から登場する時、お尻から出るところが面白い。ユーモラスで激しい舞。片足立ちでぴょんぴょんしながら、袂を左右の肩にぶんぶんする所は、並の体力ではない。

思い切り背中を反る所が見所。やんやの拍手がわき起こった。

Photo_2

3.「山神舞」。

登場の仕方は、とてももったいぶっている。なかなか出てこないのだ。

否が応でも期待が高まる。大きな白い袂が美しい「千早」を見にまとっている。千早は神社の巫女が身につけている袖の長い衣装で、神楽では主に位の高い神が身につけて登場する。

写真では、動きが早くてかなわないので、私の拙い絵も追加致します。

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登場した時の図。白い千早と赤い面の対比が鮮やか。私は見頃の色の浅葱色が好き。

大償神楽を久しぶりに見て、その舞の激しさ、優雅さにももちろん感動するのだが、衣装のパキッとした配色にも心をうばわれる。

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神様がお盆を持って来て、何か蒔き始めた。米?水?それが飴だ!とわかると、皆うれしさと期待で笑顔に。全方向に蒔かれると、会場全体が温かくなった気がする。

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舞の途中で、着替えが入る。山の神はこちらを向いたまま、幕全体をしょうような形になった。幕の後ろで誰かが手伝っているようだ。

白い千早を脱いで、身軽な衣装になった。この衣装が、早池峰神楽だな〜、懐かしいな、と思う。その配色はイラストに描いた通り、なんとも鮮やか。マーカーというかパントーンのよう。この配色は何百年も変わっていないのだろうか。たぶん、舞の面白さ、上手さも人々にとっては御馳走だったろうが、目に鮮やかな衣装も御馳走だったのだと思う。

Photo_4 ちなみに、パントーンっていうとこういう色のイメージ。

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そうこうしてるうちに、山の神は2回目の着替え。激しい踊りの後だったので、休憩も兼ねているのだろうか。

しばらくして振り返ると、赤いお面を外して、踊り手の顔が現れ、頭には金色のふさふさがついている。これはザイというらしい。河童の頭のようでもある。

ここからが激しい剣の舞に入る。とにかく回転回転回転、そしてジャンプの連続である。

あまりお若くないようにお見受けするが、驚くほどの身の軽さ。

完全に会場の人々は舞に見入っていた。早池峰神楽ファンが生まれた瞬間か。

(ここまでで7:10)

つづく

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