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「聞こえない木下さんに聞いたいくつかのこと」は後からくる

4月25日(木)
冷たい雨が上がったポカポカ陽気。
私は玉川上水脇をのどかに歩いております。

どこへ行く?

武蔵野美術大学。

何を見る?

武蔵美優秀展」を見る。武蔵美優秀展とは?
Photo 平成24年度 武蔵野美術大学 
造形学部卒業制作・大学院修了制作 優秀作品展のこと。

生まれて始めての武蔵野美術大学。何故行くの?
六本木であった「五美大展」で、気になった作品があったから。

それは

聞こえない木下さんに聞いたいくつかのこと

(映像作品。25分)

作家→百瀬 文(ももせ あや)

油絵コース

五美大展のわさわさした所では堪能できなかったので

心残りがあったが

4月の優秀展でも上映されると知り、最終日になんとか間に合った。

生まれつき耳の聞こえない木下 知威(きのした ともたけ)さんへ

作家の百瀬 文さんが声を出してインタビューする映像。

まず、木下 知威さんのプロフィールを紹介したい。

1977年 福岡県北九州市生まれ

横浜国大で、建築計画学専攻

同大学院 工学府 社会空間システム学(建築)博士後期課程修了

学位論文『盲・聾の空間-京都盲唖院の形成過程』

賞歴

2010年3月 横浜国大大学院 優秀学生賞

2012年9月 日本建築学会 奨励賞

(木下 知威さんHP library labyrinth(ライブラリー・ラビリンス)より

http://tmtkknst.com/LL/profile/

耳の聞こえない人が「聾者」と呼ばれるのに対し、耳の聞こえる人は「聴者」と呼ばれるそうです。この映像は、聾者である木下さんと聴者である私とで行った、「声」をめぐる対談を記録し編集したものです。(百瀬文さんのツィートより)

場所は木下さんの自宅?か研究室?に、

作家の百瀬さんが訪ねる。その一室で終始映像は進む。

建築史を研究している木下さん。彼がどんな風にして聴者とコミュニケーションするのか。

私も知らなかった世界を覗き見るようで、ドキドキする。

百瀬さんが、「ろうの世界」という本から、耳が聞こえない方の

コミュニケーションの方法として「手話」と「口話」があること。

木下さんが普通の小学校を出ており、口話を学んできたことが

導入部として語られる。

息を詰めて見ているうちに、じわじわと違和感を感じてきた。

その違和感の理由は、ネタバレになるので、

ここで言うことはできない。

でも、本人役(?)として出演した木下さんもHPで書いていたが

ただ、ひとつだけ言えることは、あの映像は・・・わたしのような一介の聾者にすぎないものでもガラガラと崩れるものがあって、この作品はたくさんのひとにみてもらいたい、ということだ。

新しい才能が生まれる瞬間に立ち会った気がする。

作家の百瀬文さん。これからも目が離せません。

そして、あらためて木下さんの研究や彼自身についても知りたくなった。

彼がこの映像についての感想で、引用したダムタイプ〈S/N〉に出ている聾者石橋健次郎についても。

「聞こえない木下さんに聞いたいくつかのこと」は、2回見てから、

他の優秀作品を見て回った。さすが、選りすぐりの作品たち。どれも見応えがありました。

中でも

視覚伝達デザイン学科の村田 智さんの

里山の連環」が素晴らしかった。里山における生態系と作物、季節の関係などを、5点の細密美麗なパネルと、上製本1点。

これは、見る学術論文とでも言いましょうか。将来ある子ども達に教える教科書に即採用されてもよいのでは?と思われるほどの完成度。

他に

工芸工業デザインコース(インダストリアルデザイン)/余 剣さんの

EMPTY-竹のステイショナリー

日本古来の素材=竹を使って、様々なステイショナリーを

提案しているのが嬉しかった。

最後に目を惹いたのが

デザイン情報学科(コミュニケーションデザインコース)

藤原 章子さんの

プロレス・コミュニケーション・グラフィックス

猪木やブッチャーなど、錚々たるプロレスのスターたちが

シンプルでマットなキャラクターになって

表現されている。このパネルは単純に可愛くて楽しい。

脂ギッシュで痛そうなイメージのあるプロレスも

こんな風になると、親しみがわく。

これを女性である藤原さんが描いたのも、楽しい。

そんな、興味深い作品てんこ盛りの「優秀作品展」でしたが、

行く途中で、数年振りに転んでしまった。

地図を見ながら歩いていたら、公園の段差を踏み外したのだ。

「大丈夫ですか?」と

声を掛けてくれたのは、たぶん武蔵美の生徒。

いいぞ!武蔵美!

右足首を捻ったようで、少しジンジンする。

明日のプールは大丈夫か?

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