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「ポエトリー アグネスの詩」は、魂が美しい映画

3月27日(火)
雨も上がった日曜日、春を感じるため、久しぶりに河原に出てみました。

桜のつぼみは、もうぱんぱんに膨らんでいます。花見の季節に向けて前奏曲を奏でる梅の花たちの誇らしげな様子といったらありません。雨上がりの蟻の巣の大忙しの様子は、ずっと見ていても飽きないものですが、人間も一緒。さぁ、暖かくなったと、河原へ河原へと人がわらわらと集まっておりました。ピクニックする親子。ジョギングやサイクリング、釣り人たち。のんびりウォーキングなどなど。河原にお住まいになっている方々も、ビニールシートをちょいとあげて、気持ち良さそう。彼はなんと、パチンパチンと爪を切っていました。

春うれし 川をながめつ 爪を切る 

雨が上がって、川の水量もほどほどに落ち着いている。
そんな川を眺めていたら、先日見てきた映画「ポエトリー アグネスの詩」の主人公/ミジャのことを思い出されます。

この映画は川に始まり、川に終わります。

Photo
ストーリー(パンフレット参考)
遠く釜山で働く娘の代わりに中学生の孫息子を育てている初老の女性ミジャ。少々物忘れがひどくなっており、最近医者からアルツハイマーの検査を受けるよう、言われている。そんな時、「詩作教室」のポスターを見かける。かつて詩の才能があると言われたことを思い出し、その教室に通うようになるミジャ。孫息子とは、ぶっきらぼうなコミュニケーションしかとれない。そんなある日驚愕の事実が舞い込む。少し前に自殺した少女の死と、孫息子を含む友人たちが関係していたということ。少年たちは数ヶ月にわたって、少女に性的暴行を繰り返していたというのだ。

詩作のために花鳥風月を眺めては言葉を紡ごうとするミジャに突きつけられる、あまりにも醜い現実。次第に自殺した少女へ心が寄り添うようになるミジャ。はたして、詩は生まれるのか。
・・・・・・・・・

これまで一貫して韓国社会の負の部分を正面から見つめてきたイ・チャンドン監督(「シークレット・サンシャイン」(07)など)。寡作な監督を本作に導いたのは、韓国中を震撼させた女子中学生集団性暴行事件の衝撃だった。

イ・チャンドン監督へのインタビューより
「なぜ、この事件が私の心に深く突き刺さったのか、あえて説明するなら、性犯罪は道徳性と強く関係しているからでしょう。自分自身の瞬間的快楽のために他人に深い苦痛を与えるという意味で、ほかの犯罪とは少し性格が異なると思います。ただ、この話そのものを映画で表現する方法を見つけるのは容易ではありませんでした。
手法について模索していた頃、京都のホテルでぼんやりテレビを見ていたら、瞑想的な音楽な流れる中、のどかな魚釣りの風景が画面に現れました。その瞬間、『詩』というタイトルが浮かび、同時に、60代半ばの女性が生まれて初めて詩を書く話にしようと思いついたのです。」

・・・・・・・・・・

主人公・ミジャを演じるのは、ユン・ジョンヒ。彼女は1960年代、70年代の韓国映画の大スターで、300本以上の映画に主演している(日本で言えば、朝丘ルリ子のような存在か?)。
いつもオシャレしていて、ちょっと現実離れしたふわふわした雰囲気のミジャ。彼女の純粋さ、真面目さがこの映画を輝かせる。
ミジャは、詩作教室に通ううちに、いつも頭の中は詩のことでいっぱいになる。でも、なかなか詩は生まれない。(詩を作ろうともがいているミジャの姿を見て、「俳句」に夢中になっている私の母の事を思い出した。俳句作りも、あちこちに行かないとだめらしいので。)

言葉を失う病気・認知症の初期でありながら、言葉を紡いで詩を作ろうとする主人公。
Photo_2

花や木など自然に触れて詩作を練るミジャ。でも現実と向き合う事で、やがて、結晶のような1編の詩が生まれる。

この映画は、自分へのご褒美に見たいとずっと思っていました。

「ポエトリー アグネスの詩」公式サイト↓
http://poetry-shi.jp/

銀座テアトルシネマでは、3/30(金)まで!

・・・・・・・

うららかな日曜日、河原で釣り糸をたれている人に声を掛けました。

「何が釣れますか?」

「鯉や、マルタウグイだね」

Photo_3

教えられたので、少し離れた所、海で言えば、「潮だまり」のように、川の流れが穏やかなところで鯉を見つめておりました。すると、さっき会話した釣りのおじさんが何やら叫びながらこちらに走ってきます。

「釣れたぞ〜!」

なんと、鯉が釣れたので、教えてくれたのです!私も急いで戻りました。

Photo_4 金色の鯉です。雄で、まだ若いらしい。

「小さいね」と、おじさん。私には十分大きく見えましたが。

「これ、どうするんですか?食べるんですか?」と私。

私が写真におさめたのを確認したら、丁寧に針を口からはずして、元の川へ放していました。これが「キャッチ&リリース」か。釣りをしないので、初めて見ました。

先日イラストで「鯉の滝登り」を描いたばかりだったので、嬉しかったです。

この鯉はそんな自分へのプレゼントだな、と感じました。

Photo_5

ボート屋さん。写真を撮ったら、ボート屋のおじさんに声を掛けられました。

「いい写真、撮れましたか?」

「よく映画に出ますよね、ここ」と私。

うん、うん、とうなずくおじさん。

「無能の人」「ソラニン」・・・映画だけではなく、CMにもよく出てきます。

「今これやってんのよ」と、看板を指差すおじさん。

Photo_6

今多摩川にはカワウが出てきて、ニジマスなどを食べるので、困っているらしい。

おじさんは自らかってでて、カワウを見つけると、捕まえ、写真に撮り、大きさなどを東京都〜水産庁に報告しているらしい。

「もう終わりだけどな」と、おじさん。

カワウが川に現れる季節も、もうそろそろ終わり、ということらしい。

70代とは見えない、おじさんの肌つや。さっきの釣り人たちもそうだったけど、皆さん本当にいい顔してた。

川は、どんな人にも平等なんだな。川をもっと愛そう。と、今さらながら思うのでした。

あ!「リバーサイド徒然日記」らしい記事になったね。

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コメント

さすがみみりんさん
文才あるわ~~
素敵な記事をありがとう^^

ちょっとここんとこ忙し過ぎたから
たまには河原でのんびりもいいですね♪

こんにちは、音姫さん。
読んで頂いて、うれしいです。
山や海もそして、川も、のんびりすると
ホッとさせられます。

たまには、音姫さんものんびりしてくださいませ〜。

喜怒哀楽で片付けていいのか解りませんが
 人が成長するための ファクターは
感動だと 思ってるんです
 でも 心で感じたことを 言葉に還元するって
難しいですよね
 言葉にすると 真意が逃げると 
思ってるもんですから
 表現力が 無いだけなんですけどね
この 映画は 観てませんが
 鶏が先か 卵が先か 
こんなことを 思いそうです (。・w・。 )

カブさん、こんにちは。
人が成長するためのファクターは、感動。
確かにそうかもしれませんね。
映画は沢山見てるし、イチイチ感動しますが
なかなか成長には至りません・・・(ショボン)

単館系の映画なので、なかなか見る機会はないかも
しれませんが、どこかでやっていたら、ぜひ
見てほしいです。

みみりんさん
こんにちは\(^o^)/
多摩川、とっても春らしくなりましたねlovely
私もみみりんさんの記事にあるように、昨日・今日と
ウォーキングしてきました(肥ったので)
昨日10Km、今日6Km程歩いたんですが、
足の裏に豆こさえてしまいましたbleah
やり過ぎだよ~って家族に怒られますsmile
ここも歩いて2分くらいで土手に行けるんですよーhappy01
日活の撮影所の近くでーすwink

anbabyさん、こんにちは。
多摩川、気持ちよかったです〜。
まぁ、anbabyさんもウォーキングしていたのね。
歩き過ぎよ〜!真面目!

日活の撮影所の近く!とは。
お隣ですな〜、はっはっは!
(初代水戸黄門風に)
河原のウォーキング中にすれ違ってるかも?

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