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「おとなのけんか」は、ママ友に悩んでいる方にオススメ!

3月25日(
やっと梅が花開いている。なんて今年は春が遅いのでしょう!

ホワイトデーの日に、映画を見てきました。
「おとなのけんか」

Photo
「戦場のピアニスト」でアカデミー監督賞を受賞し、昨年日本でも公開された「ゴーストライター」で、ヨーロッパ映画賞を受賞した、名匠ロマン・ポランスキー監督の最新作。
元々はパリを舞台にした劇だったのを、舞台をアメリカ、ニューヨークはブルックリンに置き換え、アカデミー賞受賞、ノミネートに輝く演技派俳優4人を配した。

発端は、子どもたちの喧嘩。子どものケガがきっかけで、被害者の子の両親と加害者の子の両親が話し合う事になった。最初は大人らしく穏やかに解決しようとするが・・・

被害者側ロングストリート家

妻→ペネロペ(ジョディ・フォスター)

スーダン問題に関して本を書いている。真面目なインテリ主婦。

ジョディが演じて、穏やかに終わるはずがない・・・。

夫→マイケル(ジョン・C・ライリー)

金物商。平凡を絵に描いたようなタイプ。最初は誰よりも寛容そうだが・・・。

加害者側カウアン家

妻→ナンシー(ケイト・ウィンスレット)

投資ブローカー。仕事が忙しくて子どもと接する時間がとれないことを後ろめたく思っている。ハイブローなオシャレに注目。

夫→アラン(クリストフ・ヴァルツ)

弁護士。大変有能らしく、ひっきりなしに電話がかかってくる。

早くこの場から去りたいと思っている。

最初は4人とも、大人らしく、穏やかに解決しようと試みるのだが、別れ際についつい本音がこぼれ落ちる。また、間が悪い時にかかってくるアランの携帯!そんなことが重なって、また続きをやる事になり、夫と妻、男と男、女と女、次々とバトルの炎が立ち上り、大人たちは次第に怪物化してゆくのだ。

ロマン・ポランスキーは言ったそうだ。キャスティングについて。

嫌な女は、そう見える女をキャスティングするし、つまらなそうな男の役は、そんな男を、

取り繕う役の女には、そんな女優を、と。

なんと、辛辣で、正しいのでしょう。かくて、インテリで正しくて、カリカリしたペネロペ役は、ジョディ・フォスターに決まり。

頭の中は金物の事でいっぱいで、退屈な男マイケルはジョン・C・ライリー。この方、よく見る顔だな〜と、思ったら、「シカゴ」でアカデミー賞にノミネートされてる、実力派です。

投資ブローカーのナンシーは、お姫様姿が似合うケイト・ウィンスレット。「愛を読む人」で、アカデミー賞を受賞。最初は都会のお金持ちのインテリらしい、美しい立ち居振る舞い。しょっちゅうコンパクトをのぞきこんで、「私は今美人かしら?」と、チェックをおこたりません。

弁護士のアランは、オーストリア出身のクリストフ・ヴァルツ。この方、存じ上げませんでしたが、「イングロリアス・バスターズ」(クエンティン・タランティーノ監督)で、残忍なナチスの将校を演じたとか。なるほど〜。大変クールです。

そんな実力派俳優4人が、アパートの中と、廊下だけを舞台にして、丁々発止のバトルです。ポランスキー監督は、彼らに早口のトレーニングを課し、舞台のように台本の最初から通して行うリハーサルを2週間かけて行ったとか。かくて、この映画はその早口のおかげで、80分(!)という、キュッと煮詰まった映画に仕上がった。おかげで、中だるみゼロ。ハラハラ、ゲラゲラ笑ううちに、あっという間に終わるという仕掛け。さすが!ポランスキー。映画の職人であります。

この映画で感じるのは、アメリカ人の取り繕う様。どこの親もこうよね、と共感する気持ち。人の品性というものは、肩書きで推し量れるものではないということ。そして、子どもの喧嘩に親が介入すると、ややこしい!ということ。

あ、このシチュエーション、どっかで見たな〜、と思ったらいつかお芝居のチラシで見たのでした。日本でも「大人は、かく戦えり」と題して、大竹しのぶ、段田安則、高橋克実、秋山菜津子で舞台化されていたのです。そちらも見とけばよかったな。

大人のドロドロしたバトルですが、最後に救われます。だから、後味はスッキリ。

ママ友との付き合い、ご近所の家族とのやりとりに疲れている方、必見です。

Photo

「おとなのけんか」オフィシャルサイト↓
http://www.otonanokenka.jp/

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