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iPad購入者の2週間 出版業界は? 街の本屋は?

6月15日(火)
テレビ東京「ガイアの夜明け」、みなさん見ましたか?
私が3日に1ぺんは通っている近所のR書房さんも出てきました。随分淋しい雰囲気に映されているのはと〜っても心外でしたが、テレビ局の描いたストーリーに添うような形になっているので仕方ないでしょう。(もちろん私もカットされてました・・・)
私はあのおじさんとおばさんが大好きです。おじさんは博学だし、おばさんも陽気でロマンチスト。本屋の店内も仏教・中国・ギリシャ・植物・芸術・・・とても厳格に棚が分類してあって、図書館のようです。お二人が、もう80歳を越しているとは驚きでした。とてもお元気なので。
今では商店街の本屋はあの1軒だけになったので、とてもさびしいです。
新刊本はちゃんとあるけど没個性的な大型店にはない、「本への愛」がこの本屋さんにはあるからです。

番組はiPadをはじめとする電子書籍の未来を「夢」のように語っていました。
99歳の緑内障を患ったおばあちゃんが、iPadをプレゼントされて生き生きとしているのは、素晴らしい。

いつも思う。こういう便利な物はお年寄りや障害者が一番必要としているのではないかな〜と。
角川がiPadで新しいアニメーションを模索しているのも、らしいな・・・とは思ったが、だから何?と感じてしまった。あのアニメーションにはまったく魅力を感じなかったから。(私が古いのか?)

いつも思う。新しい技術もいいけれど、まずソフトだろ?と。
例えばNHKテレビでBS放送が始まった時、すごく嫌な感じだった。NHK総合テレビで放映されていた良識あるよい番組がみんなBSに流れてしまったのだ。つまり、地上波ではその残り物を与えられるような感じになってしまった。(それからだ。テレビがつまらなくなったのは!)

私は古い人間なのかもしれない。新しい技術に飛びつくより、その前にやることがあるだろう?iPadよりもず〜っと軽くて持ち運びが便利な文庫本が私の鞄にはいつも1冊は入っている(ちなみに今読んでいるのは「フロスト気質」下巻)。私はそれで満足。何千冊も一遍にiPadに入ってなくてもいい。どうせ、そんなに本は速くは読めないのだから。

何冊も本を持ちたくなければ、図書館に行けばいい。(そこに何の不足がある?)

大体どうでもいい本を出し過ぎる出版社も反省しなければいけない。

これからは「紙」の本は、いい意味で厳選されてゆくのではないか。

「ガイアの夜明け」で、いいな〜と思ったのは、若い本屋さんが仲間達と一緒に選んだ本を紹介する手段にiPadを使っていたこと。こんな風に道具に使われないで使いこなしていけるのなら、出版業界と本屋さんと新しい電子書籍も仲良く共存していけるのでは?と、そんな気にさせる明るい未来を予感させてくれた。

さすが、「地に足がついたテレビ東京」、いい番組でした。民放テレビ局の中で一番NHKの番組に似ているのはテレビ東京ではないか?と常々感じている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

私はR書房さんがなくなるまで、足繁く通い続けることでしょう。

そこには温かい交流がある、会話があるから。

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コメント

>随分淋しい雰囲気に映されているのはと〜っても心外でしたが

一軒の小さな本屋は仕入れも厳しく経営もつらい、の例となり、毛糸を編む場面も映ったのに、R書店も独自の心意気があることの説明がなかったのは残念でしたが、前の記事でみみりんさんがしおりのことを書いてくれていたので、ありがたかったです。
本に愛情を持ち、専門的な知識を持つ店員がいる本屋がどんどんなくなっていくのが残念。連合を組んだりして、皆さんいろんな工夫を凝らして生き残りにかけている。応援したいですね。

>お年寄りや障害者が一番必要としているのではないかな〜と

共感です。外での本選びや重たい本、小さい字がつらい人にとってこそ便利なipadは、そちらに向けての始動を優先して欲しい。あのアニメーション作りもそちらに生かして欲しい。そのうち子供をあやす物にもなりそうな勢いでした…。教科書が重いアメリカの学校の例はうなずけました。

>「地に足がついたテレビ東京」

私も気がつくと文化的な番組ではテレビ東京を選択しています。

リーゼさん、こんにちは。番組を見て頂いて嬉しいです。
iPad、まったく興味がなかったのですが、番組を見て可能性を感じました。
でもブログを書いていて感じるのは、「中身が面白い記事に人は集まる」という、当たり前のこと。
いち早く新しいツールをいじった人が偉いのではなく、それを使いこなして新しい世界を創造した人がカッコイイのだと思います。
新しいツールがなくても、紙と鉛筆さえあれば腕を磨く(文章や絵、シナリオ、などなど)ことはできるのです。

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