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水木しげるさんの右手は力強かった ー 1

4月13日(火)
仕事も学校も、そしてお稽古事も新年度がスタートして、忙しいけれどホッとしています。

さてドラマ「ゲゲゲの女房」もいよいよ水木しげる登場!お見合いへと着々と話がすすんでいます。今は「婚活婚活」と、結婚相手を探すのが大変な時代ですが、「ゲゲゲ」の時代はお見合い制度がきっちりあって、それはそれで良いシステムだったなぁ、と思いました。
今ほど「恋愛」が重きを置かれていないので、恋愛に興味がない人でも「そういうものかな〜」と、何の疑問も持たず相手に会っている。親や仲人さんのお膳立ても、今よりしっかりしていたようです。
でも、水木しげるさんの場合は竹下景子扮する「イカル」さんの必死のお陰でしょうが。

今回のドラマで驚いたことがいくつかあります。
1つは第二次大戦の描写をすっぱり抜いていること。NHK連続テレビ小説というと、私の印象では現代物でない物語には、よく第二次大戦の描写が挟まれいたものでした。(記憶に新しいところでは「純情きらり」)
戦争はそれ自体大変劇的な出来事だから、ドラマを描きやすいのはわかりますが、けっこうパターン化していて、たぶんNHKの製作者サイドもそれをうすうす感じていたのかもしれません。

水木しげるさんが出征して汽車に乗り込む別れのシーンがちらっと挿入されたと思ったら、次に水木さんは漫画を描いている姿でいきなり登場。左腕を負傷し故郷へ帰還するのは回想シーンで描かれています。もちろん戦地での様子などを細かく描くと、まったく肌合いの違うドラマになるのでしょうが、すっぱりすぽんと「戦争」を抜いたことで、このドラマのテーマが「戦後」にあるのがわかります。

もう1つ驚いたのが、水木さんが左手を失って帰ってきても家族があっさりそれを明るく前向きに受け止めていることです。母上の「イカル」さんが左腕の負傷を葉書で知ってから、しばらく自分の左腕を三角巾でつっていた・・・というセリフがあって、唯一家族の悲しみを感じさせましたが。(もちろん、実際の御家族の悲しみは想像もできないほど辛いものだったでしょう)

障害者をドラマで描く時、私が常々感じているのは「ドラマチックに描きすぎる」ことです。

先天的な障害にしろ中途障害にしろ、主人公をことさら悲劇的に描き、また凄い努力の人に描きすぎて、うんざりします。

今回のドラマでは、左腕を失った主人公を淡々と受け止めている家族の描き方に、私は大変驚くと共に好感を持ったのです。

(つづく)

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