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「長谷川等伯展」は40分待ち!

3月15日(月)
昨日、年度末の行事が一山超えたので自分への御褒美と充電に、上野へ出掛けました。
「長谷川等伯展」です。

場所は東京国立博物館。22日まで。JR上野駅からよりも千代田線の根津駅から行った方が近い、とのパートナー氏のアドバイスに従って、事問通りの坂をてくてく登って、東京芸大の音大と美大の間を通って、やってきました東京国立博物館。

Photo_2すごいすごい人。

なんと「40分待ちで〜す!4列でお並びください!」だって。

いつかの「ゴッホ展」を思い出します。平気平気。愛知万博を経験している私。クリスマスの頃のディズニーランドも知っている私。日本人って、本当に辛抱強い人種だなぁ、と感心します。暴動も怒号も何一つ起きず、粛々と列は進んで参ります。

ジジババだけではなく、小学生からかっこいい都会派の若者まで、実に様々な人々が「等伯」見たさに集っている。私はNHKの「歴史秘話ヒストリア」を見ていたので、狩野永徳と戦った絵師って、いったいどんな絵を描くの?という興味が強かったのです。

狩野派は有名だけど、それにたった1人筆1本で「御用絵師」の世界へ切り込んだ長谷川等伯。その生き方も現代人が憧れる要素をたっぷりもっているのではないでしょうか?

1539年、能登七尾の武士の家に生まれた等伯は、初め信春と名乗り、仏画を多く描いていました。北陸の寺に多く残っている仏画の数々。今まで見てきた仏画のどれよりも面白く迫力があって飽きません。

やがて千利休の知遇を得た事で、「御用絵師」への道が開かれていくのだけれど、秀吉の注文を受けて描いたという「楓図壁貼付」(かえでずかべはりつけ)通称「楓図」の尋常ならざる迫力。真ん中にずしんと太く描かれた楓の幹。まるで太い人体の胴のようです。そして右方向にたっぷり描かれた楓や花々の豪華さ。秀吉の好みを研究しつくして描かれているらしく、派手で力強い絵です。

一方、もう一つの目玉の「松林図屏風」の幽玄さはどうでしょう。

一説には「下絵では?」とも言われている墨一色の松の姿。しゃっしゃっと筆の音が聞こえるようです。深い霧の中に浮かび上がる松。

「水墨画」の極み。墨。筆。水。紙。そんなシンプルな材料でこんな豊な世界が描けるとは。

どうやら、人々はこの絵が目当てのようで、グッズ売り場でもこの絵をモチーフにした物がとても人気でした。

最後に「仏涅槃図」高さ10メートル。幅6メートル。建物の天井につっかえるので、下の方は手前に垂らして展示されています。御釈迦様を弟子たちや動物たちが取り囲んでいます。この絵だけで30分は見ていたいほど。「手すりによりかからないでくださーい」と注意されてしまいましたが。

「ありがたい」「慈悲」「救われる」そんな言葉が湧いてきます。魂が洗われるような絵。

どこまでも伸びる沙羅双樹。そして上方に月。

「あぁ、こんな人でいっぱいのざわざわした雰囲気ではなくて静かなお寺のお堂でゆっくり拝見したいものだ。」と、誰もが思ったことでしょう。

もっともーっと精進せねばな・・・と、拙い絵描きは思うのでありました。

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太陽の魔女、マリィ・プリマヴェラさんのブログ

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3月14日の記事に私の絵を載せていただきました。

マリィさん、ありがとうございます!


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