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悲しくてやりきれない

 加藤和彦さんがお亡くなりになりました。ショックです。

 初めて出会ったのは、兄が買ってきて擦り切れるほど聴いた「帰ってきたヨッパライ」。最後がお経になって、「エリーゼのために」が流れるところは、何度聴いてもシビレました。

 「あの素晴しい愛をもう一度」や「悲しくてやりきれない」は、兄や姉、従兄弟たちがギターを弾いて唄うのをよく聴いていました。
 東京で一人暮らしを初めてからは加藤さんの「あの頃、マリー・ローランサン」と「ベル・エキセントリック」。金子國義のイラストが美しい!「あの頃・・」は、東京やニューヨーク。「ベル・エキセントリック」はパリを舞台に、都会のせつなさ、孤独、大人の恋、のようなものが、まるで白黒映画を観ているように伝わってきます。

 私は、都会の「独り」を、加藤さんの曲のお陰で(自分が映画の中にいるように)楽しむことができました。

 加藤さんの曲はいつだって都会そのもので、おしゃれで、でも乾いていなくて温かいのです。そして、けっして流行に流されない気骨のようなものがありました。とにかく、どんな時でも加藤和彦を聴いていれば間違いない、安心感が私にはあったのです。
 

 彼の周りにはいつも、彼を慕うミュージシャンが取り囲んでいるイメージがあります。私の大好きな大貫妙子や矢野顕子も彼を慕っていました。坂本龍一や高中正義や高橋幸宏もいます。

 加藤さんは、とにかく女性に優しい!

 2番目の奥さんの安井かずみさんが亡くなる前、加藤さんがとても献身的に最後までお世話したのは有名だし、オペラ歌手の中丸三千繪さんと結婚してからは、彼がスパゲッティをよく作っていたと、週刊誌の記事で読みました。
 

 いつだって、新しいオシャレな音楽を私たちに届けてくれた、加藤和彦さん。
 悲しいです。あなたがいないのは本当に「悲しくてやりきれない」。
 

 どうしてこんなに今年は、素晴らしいミュージシャンがこの世を去るのでしょう。
 そして、思うのです。私たちが音楽家たちからいかに沢山の温かいものを受け止めていたか、そしてたぶんそのぶん彼等がいかにエネルギーを使っていたかを。

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コメント

>おしゃれで、でも乾いていなくて温かい
>けっして流行に流されない気骨のようなものがありました。

まさにぴったりの表現!そこに惹かれ癒されました。

>そのぶん彼等がいかにエネルギーを使っていたかを。

その通りですね。ライブ以外では、私達はいただいたものをすぐお返しできないのがつらいですが、順に次に伝えていくしかないのでしょうか。
外面の穏やかさの裏でもがいていた部分もきっと沢山あったのでしょうと、私も家族で悲しんでいます(;ω;)
清志郎のことも、マイケルのことも本当につらい、惜しいです。

リーゼさん、ありがとうございます。
加藤和彦さん、本当に素敵でした。
岩井俊二監督の「四月物語」(松たか子主演)の最後の方に加藤和彦さんがゲスト出演していて、カッコイイですよ。確か大学教授の役で。

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